#7 チェコ医学部予備コース~体験談①:マサリク大学予備コース入学まで~

2022.12.28

こんにちは、クリスマスも過ぎ、年末ですが、いかがお過ごしですか。久々の更新になってしまいました、Tylerです。

今回は、私が2018年9月(英語研修を含める)~2019年3月まで通っていた、マサリク大学の予備コースについて紹介します。

予備コースについては、ビーラーラブトのYouTube動画や、インスタのDMでも質問が多いそうです。たしかに、色々気になることが多いですよね。

今回は、私がいたころの、マサリク大学予備コースへ入学するまで、そこでの様子、私がどのように過ごしていたか、など、個人的な例(と感想)として読んでいただけたらと思います。

**私の経験は、すでに四年近くまえのことで、コロナ禍以前の情報です。試験の仕組みや科目を含め、今と異なる点がたくさんあると思います。最新情報は、公式の事務局のホームページで必ず確認してください。**

事務局募集要項HP:https://www.czech-medical.org/guideline/

書いていたら、とても長くなってしまったので、いくつかに分けて、ご紹介します。今回は、予備コースに入学するまでの私の体験談です。

マサリク大学予備コースを選んだ理由

チェコの医学部の日本の事務局で入学について調べると、予備コースと本コースに分かれています。これは、ストレートで大学に入学するか、予備コースで一年英語の授業を受けてから大学に入学するかです。この選択で、悩む方もいらっしゃると思います。

私は予備コース出身ですが、一概に、みんなが予備コースに行くべき!!とは言いません。

次回のブログで紹介しますが、授業内容自体はあまり難しいわけではなく、大学の入試対策のためのものでもない(*いわゆる、日本の予備校のようなものではないということです!内容は、医学部に入る前に必要な情報が満載で、とても価値があります)です。

また、カレル大学第一医学部に関しては、全体の入学者数に対し、予備コース出身は少数派です。(**ただし、日本の事務局を経由する人に限ると、予備コース出身者が多数派になります**)

予備コースでの経験が必要かどうかは、自分の英語力(特に、英語の授業についていけるか)もしくは、理系の知識力と相談するのが一番です。

私は、日本で理系の勉強をしてはいたものの、留学経験ゼロ、海外旅行経験もなかったため、予備コース経由は必須だと考えていました。

海外大学への入学、そしてそこで勉強するための英語力が圧倒的に不足していた私にとって、予備コースに入学したというのは、英語に慣れる、海外生活に慣れるということができ、結果的に良い選択でした。

カレル大学とマサリク大学について

では、今はカレル大学にいるのに、どうして予備コースはマサリク大学だったのか。

端的に言うと、当時は、マサリク大学のほうが、(日本人の)先輩の人数が多かったからです。(カレル大学にはまだ先輩がいませんでした。)

パスポートさえ持っていなかった私にとって、はじめてのことばかりだったので、不安で、人数が多いマサリク大学を選んでいました。

カレルかマサリクか、どちらにいくか悩んでいるという声もよく聞きます。

今は、カレル大学にも先輩がいるので、その点で不安に思う必要はないと思います。

私のいる事務局に限定していうと、チェコの医学部は、マサリク、カレル第一、カレルHK校で、そこの環境(それぞれ、ブルノ、プラハ、フラデツクラーロヴェーにある)や大学の施設(最新施設が多い?歴史的?)など、かなり異なります。そのあたりが、決め手になるかもしれません。GoogleMapで現地の様子をみたり、大学のサイトをのぞいてみたりしてください。

また、現在は、ビーラーラブトはじめ、色々な方が身元を明かして、実際に経験して感じている情報をSNSで発信しています。そういうツールを使って、実際に現地で生活している学生に話を聞いてみてください。

某口コミサイトなどにあるような、匿名の変なコメントにだまされて、不安にならないように!(私の実体験です🙄)

予備コースに関しては、どこの大学に入学したいかが決まって入れば、その大学の予備コースに参加するのがもちろん一番良いと思います。

ですが、そういう方は少ないと思いますし、決めかねている方が多いと思います。個人的な意見として、どちらの大学に入学するか悩まれている状況ならば、どちらにいかれても、その後、大きく変わることはないのではないかと思います。

こういわれても困ってしまうことは、重々わかっています😐ですが、どちらが良い悪いとは言えません…。ご縁を大切にしてほしいです。

カレル大学の予備コースのことはあまりわからないのですが、マサリク大学とは、授業を受ける場所はもちろん、授業科目などでも大きな違いがあります。

公式な情報があるのかわかりませんが、私が友人から聞いた話では、カレル大学の予備コースには、マサリク大学の方にはない、ラテン語や英語の授業もあるようです。

ただ、どの予備コースにいても、別の大学の受験資格はもちろんあるので、きちんと入試対策をすれば、どこの予備コースからでも、合格した大学に入学することはできます

個人的には、マサリク大学の予備コースからカレル入学して、カレル大学の予備コースから来た人と比べて、マサリクにいたからという理由での劣等感や、後悔と感じたことは、一切ありません!!

予備コースへの受験(一次試験)対策について

**この情報は、予備コースの入学資格を得る試験の話(一次試験)なのでご注意!大学の入試対策(二次試験)とは異なります**

私は、日本の大学受験が終わった、2018年3月に受験しました。

チェコ医学部の日本事務局(CMU)のホームページから資料請求をし、出願しました。どのタイミングで出願したかは覚えていませんが、受験対策は、日本の試験が終わったあとでも十分でした。

対策としては、出願後、事務局から届いた過去問を解いてみた程度です。

生物は、生物基礎しかやっていなかったので、市販の、日本語の生物の参考書を読みました。

理科系問題の内容自体は、日本の理系の大学受験をしていればカバーできる難易度でした。一次試験の受験は、英語、日本語の選択が可能です。

英語の試験は、TOEFLの試験(団体向けTOEFL ITPテスト)だったので、こちらも市販の、TOEFLの問題集を買って、最低限の対策はしていました。といっても、日本の大学入試が終わってからそれほど時間もなかったので、本格的に点数を取る対策というより、形式に慣れる程度でした。

実際に事務局が、英語力と理科系の科目の理解力のどちらを重要視しているのか、どのラインを合格基準にしているのか、などはわかりませんが、当時の自分の英語力で、予備コースに合格したことが驚きでした。

予備コース合格から渡航まで

合格通知を受け取った後から渡航までの半年弱は、英語力をつけるために、オンライン英会話を試してみたり、YOUTUBEで英語学習の動画をみたりと、自分なりに準備をしました。

6月~7月に事務局で行われた渡航前の準備講座にも参加しました。

(ちなみにこの講座は、本コースへの入学者向けです。難易度が高いし、講座料金も安くはないので、まだ必要ないかも、と事務局から忠告されましたが、私は、英語の授業が受けられるなら、と予備コース前に受講しました。忠告どおり、大変でした🥵)

そして、8月末にブルノへ渡航!現地には、日本人の事務局の方とチェコ人のコーディネーターさんもいて、色々なサポートをしてもらいながら生活をはじめました。

今回は、ここまで。

今後、予備コースの授業の様子や、本コースへの入試対策も、はやめにブログにアップします!

進路を悩まれている方、チェコの医学部に興味をもっている方の参考に、少しでもなればうれしいです😌

繰り返しになりますが、これは、4年も前の情報で、個人的な感想も多く含まれています!!!

英語力はもちろん、高校で文系理系どちらの勉強をしていたのか、どんなキャリアをお持ちなのか、など、個人差がたくさんあり、私の書いたことがすべてではないです!

最新情報は、事務局や、大学のオフィシャルホームページを確認してください。他の方の体験談もあちこちにありますので、とにかく色々調べてみてください。

事務局募集要項HP:https://www.czech-medical.org/guideline/

私の経験上、正確な情報収集が命です。

また次回のブログもお楽しみに!!

Tyler😏

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