夏期実習について

みなさま、ご無沙汰しております、Hanaです🌷

本日は、夏休みに日本の病院で行った夏期実習の話を書こうと思います。

夏期実習とは、大学の夏休みの課題のような、必須科目としてあるもので、カレル大学第一医学部では

2年生の夏に2週間の看護実習

4年生の夏には2週間の外科実習

5年生の夏には2週間の内科実習と2週間の小児科実習

が必須になっています。

他の大学では時期や科目が多少違っていますが、夏期実習が必須であることは同じです。

そして、この実習はどの国のどの病院でやってもいいという条件があります。

もちろんチェコで済ませてもいいですが、自分が将来働きたいと思っている国で実習をする学生も多いです。

そして私は今年、日本で2週間の外科実習をしました🇯🇵

大学病院や市中病院など問わず、どこで実習をしてもいいのですが、私は大学病院で、その大学に通う5年生のポリクリに混ぜていただく形で実習を行いました。
日本で実習をするのはもちろん、大学病院に足を踏み入れること自体が初めてだったので、初日はとても緊張しました。
失礼な言動をしてしまういそう、、日本の病院は怖いのでは、、日本語わかるだろうか、、学生さん達は話してくれるだろうか、、

そんな不安がたくさん頭をよぎっていました。

ですが、実際実習が始まってみると、先生も生徒もとても親切で、丁寧に色々なことを教えてくださいました。

患者さんの話していることが100%分かるのは、こんなにもストレスが無いものかと身に染みました(日頃はチェコ語で病歴をとるので、、)

そして、私の相談にも乗っていただいたり、学生たちの将来のビジョンを聞いたりして、この先の勉強のモチベーションも上がりました。

特に私が心配していたのは、海外の大学に行った経験が日本に帰ってきて普通に日本の病院に就職してしまったら生かせないのではないかということでした。

色々な先生に、絶対に君の武器になるから大丈夫だよと言っていただき自信を少し持つことができました。

また、日本ではチェコやハンガリーに比べてあまり実技的な事をやらせてもらえないと風の噂で聞いたことがありましたが、そのようなことは感じませんでした。

もちろん診療科や病院によっても異なるとは思いますが、術野に入ったり、縫合させてもらったり、手技をやらせてもらったり、患者さんの担当を持ったりと、たくさん経験させていただきました。

スケジュールとしては、月から金の朝8時から17時まで。

朝の回診に一緒に着いていき、カンファレンスに参加、その後は日によって手術の見学、クルズス(講義のようなもの)、内視鏡やダヴィンチのシミュレーション、外来見学、受け持ちの患者さんのレポート作りなどをします。お昼は同じグループの学生達と食べました。午後も同じような感じで進み、最後にまた回診とカンファレンスがあって、終了という感じでした。

(これも病院や診療科によって全然違うとは思うのであくまで一例ということをご了承ください。)

日本での実習はとてもいい経験になりました。

国は違えど、医者になろうと一生懸命勉強している学生の姿はみんな同じなんだなと思いましたし、いい刺激になりました。

そして、私は卒業後、日本に帰って日本の医師免許を取得し、日本で働きたいと思っているので、日本の国試の勉強もしないとな、と思いました。

もっと勉強して、誇れる姿で日本に帰りたいと思います。

Hana🌷

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